学園長っ！大変ですっ！！
どうしたのじゃ、そんなドアップで
町が砂漠化しています！
なん・・・じゃと・・・
突然の生徒の突飛な報告に学園長は慌てて町の様子を見に外へ飛び出した。
砂漠化というより砂が町に降り注いだ感じなのじゃ
以前に砂漠で見かけた妙な物体のせいかと思ったが違うようじゃな
学園長はあたりを見渡し冷静で的確な分析をした。
しばらく町の様子を見て回っていると生徒が学園長に駆け寄り報告した。
学園長っ！あそこで砂が噴き出しています！
生徒は噴水のように砂が噴き出ている場所を指さした。
あの場所は、近所の公園の位置じゃな・・・（はっ！）
学園長の顔が曇る・・・
学園長、何か察しましたね・・・
学園長の顔色の変化を見逃さなかった生徒が問い詰めた。
じ、実は公園の砂場の砂をマシマシ呪文で増やしておったのを忘れていたのじゃ・・・
マシマシ呪文とは物を増やす呪文である。
砂場にマシマシ呪文をかけたことで、砂が大量に発生していたのだ。
なぜそんなことを？
生徒は問い詰める。
ガラスを大量に作りたかったのじゃ💖
ガラスの材料は砂なのである。
それで材料の砂を増やしたんですか？
お手軽に公園の砂場で
すまんのじゃ・・・
かっこいいエフェクトが欲しかったのじゃ・・・
学園長は反省し謝った。
エフェクト？
エフェクトとはわしの背景にバーンとでてるやつじゃ
今朝もあいさつで大量に使ったのじゃ
学園長は派手な演出にはまっていた。
あれって学園長の自作だったんですか？
真心こめて1つ1つ手作りなのじゃ💖
とりあえず、町の砂は全部回収してくださいね・・・
エフェクトについては特に触れず、生徒は学園長にそう言った。
その後、学園長は徹夜で回収した。
つづく
おまけ
朝の挨拶
おはようなのじゃ💖（わしの丹精込めて手作りのエフェクトがきまってるのじゃ）
ついにレインボーガラスが出来たのじゃ！
次のエフェクトはこれで決まりなのじゃ！
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